アフリカで“今でもまだ”呪術師に差し出すためにアルビノに手をかける事件が。

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今って何世紀!?
魔女とかの話かよ…ってさ。

僕は前にも、[アルビノ]恐ろしい事件が、まだ世界には実在するって。というブログを書きました。(2013年2月)
その段階でも、この、いわゆる「アルビノ狩り」事件は有名(?)で。
日本に届いてくる“お話”としては、10年以上前から状況が変わっていないようです。
(ということは太古からそうだったということでしょう)

アルビノの6歳少年、右手を切り落とされる タンザニア 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

 アルビノ(先天性色素欠乏症)の人たちへの襲撃が多発しているタンザニアで7日、アルビノの6歳の少年が襲われ右手を切断された。警察が8日、明らかにした。
 (中略)
 タンザニアでは、体の一部を呪術などに使用する目的でアルビノの人たちに対する襲撃や殺害が横行しており、数日前にジャカヤ・ムリショ・キクウェテ大統領がこうした事態を「非常に不快であり、国の大恥だ」と厳しく批判したばかりだ。

2015年の話ですよ?
はなはだ信じがたい。

国として、大統領が非難・批判を表明しているにも関わらず、人は変われないものなんですか。

そして、もうひとつ。

アルビノ女性殺害、夫ら4被告に死刑判決 タンザニア

 東アフリカのタンザニアの裁判所は5日、呪術に用いるためアルビノ(先天性色素欠乏症)の女性を殺害し手足を切断した4被告に対し、死刑判決を言い渡した。有罪判決を受けた被告には殺害された女性の夫も含まれている。

殺人を犯した人間に、死刑判決が出ましたよ、という件。
司法のもとに裁かれた事実が、かの国内に響き渡ればまた、現実は変わっていくのだろうか…。

日本という国…、少なくともスマートフォンやインターネットを使いこなし、テレビやラジオや書籍での情報発信が存分にされ、教育や法制度が機能し、生命の安全が大いに優先されている、文明・文化を手にしている僕たちにとっては、本当に信じられない。
けれど、信じられない現実は、事実そこに存在している。
同じ地球上に、同じ時間軸に。

なかなか納得出来ないけれど、理解しないといけないかな、とも思って。
僕はひとつ、自分の中での結論を呟いた。

宗教・信仰については、ある程度の自由が認められるべきであって、あまり偏ったことを言うと良くないのだけれど。
今回のことを見る限り、法律でも禁止され国家・人道的にも非難されるべき行為を「してしまう」事実を思えば。
「非科学的な」そこに大きな問題があるんだ、と結論付けざるをえなくて。

さすがに国という立場から、呪術をはじめ「信仰を否定」することは難しいのかも知れないけれど。

やっぱり、おかしいものはおかしくて。
あってはならないことは、あってはならないんだと思うのです。

僕の生きる世界が、そんな風にあって欲しくない。

これを読んでいる人は、もうおわかりでしょうけれど。
まだ、信じがたい現実が、存在しているのです。

【後日追記】

アルビノ殺害めぐり一斉捜索、予言者ら225人逮捕 タンザニア 写真1枚 国際ニュース:AFPBB Newsというニュースが出ていました。

【3月13日 AFP】アルビノ(先天性色素欠乏症)の人たちに対する襲撃や殺人が多発している東アフリカのタンザニアで、これらの事件に関連して一斉捜索が行われ、225人が逮捕された。地元警察が12日、発表した。

 警察によると、逮捕されたのは資格を持たない伝統的な心霊治療家や予言者ら。今後は全30州に捜査範囲を拡大するという。

「信仰の否定」は難しい、とは思ったものの。
今回は「資格を持たない伝統的な心霊治療家や予言者ら」が逮捕されたとのこと。

なるほど…、資格という精査をして、近代・現代においての「大丈夫」を線引する、ということも出来るのですね。
なるほど…!

今後、もっと近代化というか、文明の進化が続いていくと良いな、と思います。

(ついでにこの記事もどうですか?)

アルビノの日本人の書籍『アルビノを生きる』が発売
【写真】アルビノの赤い目、僕の青い目
先天性色素欠乏症(アルビノ)について「外出は控えるべき…?」
アルビノ当事者の会といえば、東のJANと西のドーナツ

コメント

  1. 杜 リズ より:

    よんでいて悲しくなりました。
    私は厳正なるカトリックです。
    そんなことが、今、2015年 21世紀に、起こりうるなんて。なにか、出来ないのでしょうか。
    私達は、ただ見ていて祈るだけでしょうか?

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