アルビノ少女の長編サスペンス小説『呪術』(初瀬礼・新潮社)発売

この小説は、素直に言って面白い!
しかもアルビノの少女が主人公で、僕がちょこっと関わらせてもらったので。
イチ推します。

アフリカ大陸で今も受け継がれる「呪術」。多くは快癒や商売繁盛のための呪いだが、中には呪いで相手を死に至らしめる呪術師もいるという―。仕事でモロッコを訪れていたツアーコンダクターの麻衣は、突如テロに巻き込まれる。ピンチをくぐり抜けた後、偶然救うことになったのは、呪術師に追われるアルビノの少女・ケイコだった。その肉体は、呪術の最高の材料だというのだ。麻衣はケイコを連れ日本に渡るが、待ち受けていたのはさらなる危機。不穏な動きを察知した警視庁公安部の「落伍者」園部と共に、「敵」を迎え撃つ計画を練るが―。

このブログでも、僕のTwitterでも時々話題にしている、現代に“実在する「アルビノ狩り」の事件”を題材に、裏社会、警察、メディア…、様々な世界が交錯するサスペンス小説。

長編小説を読むのが久しぶりだった僕は、少し気張ってページを開いたのだけれど。
アルビノについても丁寧に取材した上で描かれてるし、テンポ感も良く、ドキドキしながらアッという間に読み切ってしまいました。
特に、舞台を日本に移した後半のスピード感は、頭の中でもう実写化しているように一気に楽しめましたねえ。

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アフリカで“今でもまだ”呪術師に差し出すためにアルビノに手をかける事件が。

今って何世紀!?
魔女とかの話かよ…ってさ。

僕は前にも、[アルビノ]恐ろしい事件が、まだ世界には実在するって。というブログを書きました。(2013年2月)
その段階でも、この、いわゆる「アルビノ狩り」事件は有名(?)で。
日本に届いてくる“お話”としては、10年以上前から状況が変わっていないようです。
(ということは太古からそうだったということでしょう)

アルビノの6歳少年、右手を切り落とされる タンザニア 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

 アルビノ(先天性色素欠乏症)の人たちへの襲撃が多発しているタンザニアで7日、アルビノの6歳の少年が襲われ右手を切断された。警察が8日、明らかにした。
 (中略)
 タンザニアでは、体の一部を呪術などに使用する目的でアルビノの人たちに対する襲撃や殺害が横行しており、数日前にジャカヤ・ムリショ・キクウェテ大統領がこうした事態を「非常に不快であり、国の大恥だ」と厳しく批判したばかりだ。

2015年の話ですよ?
はなはだ信じがたい。

国として、大統領が非難・批判を表明しているにも関わらず、人は変われないものなんですか。

そして、もうひとつ。

アルビノ女性殺害、夫ら4被告に死刑判決 タンザニア

 東アフリカのタンザニアの裁判所は5日、呪術に用いるためアルビノ(先天性色素欠乏症)の女性を殺害し手足を切断した4被告に対し、死刑判決を言い渡した。有罪判決を受けた被告には殺害された女性の夫も含まれている。

殺人を犯した人間に、死刑判決が出ましたよ、という件。
司法のもとに裁かれた事実が、かの国内に響き渡ればまた、現実は変わっていくのだろうか…。

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