アルビノの僕は、これまでの人生経験から、日焼けは絶対にしない方が良い!と、確信していた。
日焼けをすると、本当にしっかり火傷になる。熱くて苦しくて、痒くて痛くて、水ぶくれが潰れて気持ち悪いし、赤くなった肌は数ヶ月も治らない。そんな大怪我、しない方が良いに決まってるでしょ。
だから基本的には…「日焼けすることはやらない」と決めていたのだけれど。
世の中には、日焼け止めを塗りたくって(それでも日焼けしてしまうリスクが高いのに)水泳や陸上競技なんかのスポーツに挑む人がいる。日焼け止めを塗りたくって(ものスゴく丁寧に洗い流す面倒臭さも知りつつ)半袖シャツやショート丈のボトムスでファッションを楽しもうとする人がいる。
「そんな無理しなくても…日焼けすることはやらなければ良いのに」と、ずっと思っていた。
けれどふと、彼ら彼女らは純粋に「アルビノをやりたいことの言い訳にしたくない」のではないかと思い至った。
日焼けという大怪我をするリスクや、日焼け止めを洗い流す面倒臭い手間を取ってでも、やりたいことがあるから。やりたいことを出来ない言い訳に、アルビノを使いたくないんだ。
その強い意思。素晴らしい。
とはいえ僕には、全治数ヶ月の怪我(日焼け)をしてまでもやりたいことは、やっぱり無いけれど。
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