テレビが大好きです!
朝起きたらテレビをつけて、寝る前にテレビを消す。そんな毎日を過ごしています。
ちなみに、埼玉県の実家を出て東京都に住むようになってから、TOKYO MXの楽しさを知りました。
…ところで、昔。サラリーマンをしていた頃。
日本で指折りのフォントメーカー株式会社イワタの営業の方とお話をする機会がありまして。
お仕事のお話だったので、真面目にイワタさん(担当者さまのお名前じゃないよ)のご提案を聞いたりしていた中で、フォントの権利などの話題になったのです。
イ「(フリーではない商品としての)フォントというのは色々な権利関係があって…
例えばウェブページや印刷物に使用するのと、動画に入れて使うのとでは違うんです」
とのこと。
…おや?と、僕の中の好奇心がうずいたので聞きました。
僕「っということは、時々テレビ番組の“昔の映像を振り返ってみましょう”みたいなコーナーで昔の映像が流れるとき、テロップ(歌番組の歌詞とか、バラエティ番組のツッコミとかの文字)がモザイクみたいなので消されてるのって、フォントの権利の関係だったりするんですか!?」
イ「そうですね、そういうことも多いです。
それ以外の色々な理由で消されてることも多いみたいですけどね…」
なんと、そうだったのですね!
それ以上詳しくは、もう完全にお仕事の話とズレてしまうので遠慮してしまいましたが。
つまりは、テレビ番組のテロップに使われているフォントにもいくつか権利関係の問題があって、他の番組で使用する場合には権利関係をクリアするのも面倒くさい?から、モザイクで消したりするわけですね!
勉強になりました…。
ちなみに近年では、これに更に要素が加わって、
番組スポンサーを紹介するCMが始まる前の「この番組は、ごらんのスポンサーの提供で、お送りします」とかいうところの映像、
いわゆる“提供バック”では、クイズ番組などでの「手書きのフリップ」や「衣装のTシャツの胸元に書いてある文字」も、モザイクとかで消されていたりしますね。
それは、フォントの権利の他に、
企業ロゴの使用条件で「他企業のロゴや文字(フォント)などに重ねないこと」とか、そういうのもあったりするみたいで。
Tシャツの胸元にあるロゴとか、デザインで入ってる文字とか、そういう“他社のロゴやマーク”と、提供紹介の“自社のロゴやロゴマーク”は、重ねない(混ぜない)ように配慮をしているようです。
一瞬のテレビ映像にも、細かな権利や契約が関わっていたりなんだりして。
なかなか、タイヘンな時代なのですねぇ…。
とても楽しいお話を聞かせていただけて、愉しかったです。
イワタさんのフォントがほんの少し輝いて見えました。
(当記事は、過去に書いたシナハン96 by 忍者ブログを元に再掲載しました)
(さらに、後日追記したりもしています)
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