6月13日は【国際アルビニズム啓発デー】です。

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2015年から、6月13日は国連が制定した国際アルビニズム啓発デーInternational Albinism Awareness Day)なのだそうです。
日本の辞書としては「国際白皮症啓発デー」とも記されているようです。

People with albinism face multiple forms of discrimination worldwide. Albinism is still profoundly misunderstood, socially and medically. The physical appearance of persons with albinism is often the object of erroneous beliefs and myths influenced by superstition, which foster their marginalization and social exclusion. This leads to various forms of stigma and discrimination.

International Albinism Awareness Day 13 June より

for the prevention of attacks and discrimination against persons with albinism…「アルビノの人々に対する攻撃と差別を防止するために」、社会的や医学的にも存在する誤解をなくすべく、啓発しようぜ!的な感じです。

啓発的な意味で、日本人のアルビノ・エンターテイナーを名乗る僕:粕谷幸司がヒゲだった時に撮っておいた初出し画像を公開しておきます。

International Albinism Awareness Day - 国際アルビニズム啓発デー

さて。

「国際アルビニズム啓発デー」が作られた理由 | ナショナルジオグラフィック日本版サイトとかを見ていると、やはり国際的にはアフリカ・タンザニアなどでの殺傷事件が最重要視されて制定されたことが書かれています。

国際的に大問題なこの“アルビノ狩り”事件。
当ブログでも、これまで何度か取り上げてきましたが。

そんな現実が世界に在る今、しかし豊かで平和なこの国・日本で僕らは、何を考えようか。

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「大変だ」「可哀想だ」と、この国で悲観的になるのは、少し違うような気がするのです。
少なくとも、この国で生きるアルビノの僕としては、アルビノだからといって生命の危機に直面しなくて良い、豊かで平和なこの国のことを誇り、大切に思いたいです。

心を痛めてしまう優しい気持ちというのはとても大切です。
自分には何が出来るだろうかと考えるのも素晴らしいこと。

けれど、この国で実際に生きているアルビノの僕らとしては、そこで嘆き哀れみ、一緒に苦しんで欲しいとは思わないのです。
ましてや弱者として同情され“不幸な人たち”を見るような目で見られる方が生きにくい。

「同情するなら金をくれ!」 (ドラマ『家なき子』より)

あの国で起きていることも現実なら、この国では起きていないという現実でもある。
ひとつの人類だけれど、世界は広くて多様である。
いくつもの現実を、丁寧に受け止めて考えていけたら良いなあ、と思うのです。

それじゃあ、あの国にはないけれど、この国にある問題とは何なんだろう?
豊かで平和な日本だからこそ存在する現実とは、何なんだろう。

就学・就職のことなのか、恋愛・結婚・出産のことなのか。
誰にでも情報が届く、知識や経験を共有できる、とても豊かで平和なこの国で、僕らが考えられることを考えてみよう。

僕が、誰もが知っているような有名なアルビノ・エンターテイナーになれていなくて情けないけれど。
この国は本当に素晴らしい。
車椅子の人が、白杖で歩く人が、街に「普通にいる」感覚になるまで、何十年かかっているかも知れないけれどそれでも、認知することで社会は大きく変われるこの国。
まさに啓発だけれど、ただ本当に多くの人が知るだけで、日本は変わることが出来ると思うのです。
この国には、知り・考えるだけで変えていける社会が出来ていると思うのです。

海の向こうの世界を憂いても、なかなか変えることは難しいけれど。
自分の生きるこの国のことなら、知るだけ・考えるだけで変えられる。

例えば僕のこのブログのこと、僕じゃなくてアルビノの動物のことでも。
知らない人が知るだけで、余裕があれば少しの時間だけ考えたりしてもらえたら、それがもう新しい社会の始まりになる。

それが、日本における国際アルビニズム啓発デーになるのではないでしょうか。

ということで読んでいただけただけで僕は成功!
ありがとうございました。

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