最近、前にも増して「アルビノ・エンターテイナーって何?」ということについて、考えまくっている僕です。
アルビノで日本人タレントしてます(暫定)粕谷幸司です。
マイケル・J・フォックス、パーキンソン病で「同情されるのはウンザリ」とコメント。 | Techinsight
マイケルがこのほど英紙『ガーディアン(The Guardian)』の取材に応じ、「病気のことで人に同情されるのはまっぴらだった」と本音を明かしている。
「僕がこなしてきたことのおかげで、今は誰にも同情なんてされない。それって素晴らしいことさ。前は(同情されることに)耐えられなかったよ。同情って、形を変えただけの嫌がらせ行為だね。」
…もう、全文を引用してしまいたいくらい、大好き。
俳優として、言わずと知れた大スター。
パーキンソン病の発症によって、色んなコトが変わったのでしょう。
けれど本質的に、表現者としての彼は、変わっていなかったんだ…。
僕の場合は、生まれ持ってのアルビノで。
その人生を30年生きてきて、今やっとタレントとしてスタート。
何者でもないところからだけれど…、彼の思いにはとても、共感する。
「アルビノなのに、楽しそうだね」
そんな言葉が、僕に絡みついてきて苦しい時期があった。
言葉をまんま借りれば、なんだか「嫌がらせ」されてるほどに、やりにくかった時期。
確かに、僕が“アルビノだから表現者という道を選んだ”というのは、理由のひとつとして、ある。
この、人と違う身体を活かして、人に何か想いを、楽しさを届けたい。
そう思った事実が大いにある。
けれども僕は、昔から一貫して、アルビノと戦っているわけでもなく、世間に訴えかけたりするでもなく。
僕が持っているアルビノを、要素のひとつとして売り出しているので。
同情から生まれる言葉をかけられるのは、とても苦手です。
…が、しかし。
今のところ粕谷幸司は、まだまだ素人に毛が生えた程度の小者で。
何も成し得ていないので、彼のように“同情を吹き飛ばす実力”を持っていないのかも知れないですけれど。
それでも、目指すのは、いつか。
アルビノとして話題になって、アルビノを活かした表現活動をして、結局アルビノが関係なくなるくらい活躍すること。
そこに向かって、手を伸ばしている。
そう、アルビノのために自分を使うのではなくて、自分のためにアルビノを使う人になりたい。
そこに至るまでに、必ず皆さんにエンターテイメントをお届けすることに、なるはず。
名乗り上げが、ちょっと早かったのかも知れない。
今もまだ、追い付いていないとは思う。
だから僕は、自称アルビノ・エンターテイナー。
いつかはきっと、正真正銘のアルビノ・エンターテイナーになるべく。
ひとつひとつを丁寧に、新しい挑戦に臆せず。
もっともっと、楽しんでいきたいと、思っております。
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