昔はこうだった。そんな言葉を先人たちから聞くとき、とても嬉しい気持ちになることも、とても煩わしく感じることもある。
自分が通ることのない過去の話は、貴重な記録としてありがたく授かりたい。けれど時代遅れのやり方を押し付けられているように感じるときは、時代と共に進化していこうとする足を引っ張られているようで鬱陶しい。
時代を語る人が好きだ。変化していることに柔軟に、肯定的に生きている人が大好きだ。
昔はこうだったよね。今は便利になってスゴいよね。けれど前よりよっぽど“出来て当たり前”なことが増えて、大変でもあるよね。私たちの時代とは、変わったよね。
今この時代に生きているから、昔の世界が一層輝いて見えるもの。そのきらめきの中を、立ち止まらず進む人たちが、好き。
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