どうも〜。
普通の視力検査では視力0.1くらいですが、黄斑低形成の弱視なのでメガネやコンタクトレンズではそう簡単に見えるようになりません!
とはいえ全盲というわけでもないこの弱視という状態で40年近く生きてきた僕ですので。
それなりに日常生活はなんとか無事に過ごしています。
アルビノ・エンターテイナー:粕谷幸司です。
さて今回は、そんな弱視の僕らの日常生活を少し便利にする道具「ルーペ」についてです!
僕が最近買って使っているのはこの『新潟精機 BeHAUS カップルーペ 10倍 L-10』です。
このルーペは、見る対象とのピントが合う距離の目安になる高さ分がカップ状になっているので、たとえば紙のようなものであれば置いて手を離しても使えます。
レンズ前の筒部分が透明プラスチックなので、明り取りのようにも機能してます!
小さいですし軽いので、対象物を手に持って使うことも出来ます。
これぐらいのものを家の机などに置いておけば、ほとんどの「細かくて見えないもの」も見ることが出来ると思います!
ちなみに、他にも僕が迷ったルーペがありまして。
「虫眼鏡」で思い浮かぶような手持ちの拡大鏡は、大きいので「いつも机に置いておく」のには少し邪魔かなー…というのと。
おそらく明視の距離(見る対象物から自分の眼の距離)が250mmで計算されていると思うのですが、そもそも僕らの弱視ではそんなにモノから離れて見ない(というか見えない)のですよ…。
僕も小さい頃から、両親に虫眼鏡系のルーペをいくつも買ってもらいましたが、思うように合わなかったんです。
レンズ径が大きいルーペは、顔から離して使う設計なのですが。
僕らの弱視はなるべく顔を近づけて+対象物を拡大した方が見やすいのです。
顔を近付けても見えないモノを見るためのルーペとしては、今僕が使っているようなものや、下のもののように、対象物にかなり自分の顔を近付けながら使えるようなスタイルのモノがオススメです。
ただコレに関していえば、LEDライト付きなのは良いけど電池の交換が面倒そうな予感がするので(笑)。
こっちのようなバッテリー式が良いのかも知れません。
以上が、色んなタイプのルーペを試してみた結果、僕が辿り着いた感想です。
ただ、使うシチュエーションや年齢、弱視の度合いによっても好みがわかれると思いますので。
当事者の方は自分の使い方を具体的にイメージして選んでみるのが良いと思います。
また、弱視のお子さんの親御さんは、世の中の評価より本人の好みに合わせたものを使わせてあげてください。
弱視ではない普通の人が「良い」と思うものでも、弱視の当人には「使いにくい」ことは多いんです…。
ものすごく高額な専用のロービジョン補助器具についても同じで、良いものは良いのですが本人に合う・使いやすいかは別なので。
出来れば実際に手に取って試用してみるのが良いと思いますし、その上で合うものがわかったら、Amazonなどで探してみると色々なタイプのものが市販されています。
本当にこの弱視というのは、普通の弱視じゃない人には上手く理解してもらうのが難しいのですが…。
ずっとそんな眼と付き合い続けていくからには、自分に一番合う道具を使っていくのが大事ですね~。
コメント