ワンピースフィルム Z観てきました!
いやぁ~、面白かった。楽しかった!
ネタバレ無しで、浅く感想を書きます。
…何よりもこの作品の、エンターテイメントらしさ満載加減が、とても気持ち良かったです。
僕は、ワンピースに詳しいわけではないので、全部のネタがしっかり掴めたかといえばそうでもないのですが。
そんな僕みたいな“にわかファン”が観ても楽しめる、大衆に向けられたエンターテイメント性は、バッチリだったと思います。
持ち技がいろいろと炸裂するところでは、詳しいファンにとってはクドいのかもと思えるくらい、しっかりひとつひとつの技名を叫ばせているし。
“麦わらの一味”たち海賊と海軍、そして“ゼット”たちNEO海軍の構図というか関係性も、わざわざ説明してあり。
それがちょっと退屈といえばそうなんだろうけれど、誰もがその後のクライマックスを存分に楽しめるように書かれた言葉だったような気がして。
シナリオとしても、とても娯楽映画らしい、別け隔てなく「みんなで楽しめる」作品づくりがなされているような気がしました。
あとは、ほとんどすべてのシーンに織り込まれているギャグ。
妙に強調されている“お色気?”カット。
見せ場が全員にまんべんなく散りばめられているにもかかわらず、無駄がなく無理のないバトルシーンなどなど。
親切な作りだな、と思いました。
そんでもって、キャラクターを無駄にしない描き方。
特に、ゼットの持つ“芯”と、ルフィの持つ“信念”が、スピード感あるシーンの中でジワッとにじみ出てくるような台詞のやりとり。
にわかファンにはちょびっとだけ難しい“過去との因果関係”も、ギリギリOKというか、わからなくても楽しめるように慎重に描かれていて。
僕が知ってるキャラクターも、あまりよく知らないキャラクターも、それぞれが押さえられているというか、無駄にならずに光っているのは、すげぇなぁと思いました。
あとは…、観た人とじっくり語りたい、NEO海軍の女剣士:アインの“モドモドの実”の能力と、ゼットと海軍との過去のエピソード…。
ちょっと僕が勘ぐりすぎかも知れませんが、ソコが今作の強いテーマだったような気がして。
それで言うと、ゼットの腹心:ビンズが“モサモサの実”の能力者というのも、なんとも面白い設定だなあと感じられて。
あのあたりは、唸るほど染みました。胸に。
総じて、とにかく本当に万人が楽しめるエンターテイメント作品で、とても面白かったです。
あとはパンフレットを見て、赤犬(サカズキ)が僕と同じ“しし座”だったことに、小さく喜びを感じました。
うふっ。
ワンピース・シリーズのファンの方も、僕のような“にわかファン”にも楽しめる映画。
楽しかったです。
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