映画『ボクたちの交換日記』すっげー良かったです。

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エンターテイナーという夢…。
アルビノ粕谷幸司は、ボロボロ泣いてしまいました。

ボクたちの交換日記

監督・脚本:内村光良
映画『ボクたちの交換日記』
観てきました。

以下、つらつらと思ったことを書き連ねます。
ネタバレは無いつもりですが…、まあ、そういう風に楽しむ映画でもないと思いますので。

いつも通りお気軽にどうぞー。

ちなみに、僕は原作となった芸人交換日記 ~イエローハーツの物語~は拝読しておりませんので、ご了承ください。

まずは何より、テンポが心地良い。

要所要所にコント要素を盛り込んであるからか、多すぎるモノローグ(というか交換日記パート)も、退屈しない。
そして、情報として詰め込むべき内容や追憶などなどが、序盤で一気に処理される感じ。
じっくり世界観に引き込まれる準備を、こちらにさせてくれているようで、素敵な導入でした。

さらに、映画の基礎が、とてもしっかりしている。
さすが!真面目に映画監督。

過不足ない構成、画面・構図設計の親切さと、強すぎないメタファーでのメッセージ性の優しさ。
映画学校の教材にしても良さそうな、映画製作のキホンがしっかりしている。
これが、観ていてとてつもなく気持ち良いポイントでした。
やっぱり大事ですよね、基礎。

そして…、物語のメインで描かれる“諦めないこと”と、“諦めること”。
トレイラーを見ていてもわかるように、これは「どうなるか」の話ではなくて「なにがあったか」の物語。
オチがどうこうとかいうレベルではなくて、彼らに、存分に、自分を重ね合わせて観られる映画。

夢のために、青春を捧げている人なら、
夢のために、全力を注いだ人ならば、
大切な、かけがえのない仲間と、真剣に勝負をかけた人になら。

この思いはきっと、共有できるはず。

田中・甲本の「房総スイマーズ」。
2人がそれぞれ思いを抱いて、それぞれの生き方をしているのですが…。
今の僕には、どちらの気持ちも、痛いほど感じられて。

悔しさ、切なさ…、苦しさと、現実を生きること。
もう、映画館にも関わらず「おわーっ!」って、叫びたくなるほどでした。

…最近、僕も色々と悩んでて。
限界かもなー、なんて考えることも多い、29歳(作中の2人と同世代)。

けど、大切な人は間違いなく、近くに居て。
そいつらのことを思う気持ちは一杯で。

でもまだちょっと…。
考え中。

芸人の世界に限らず、諦めない人も、諦める人も、たくさんいる。
諦める人にも、諦めない人にも、人生がある。

どっちがスゴいとか強いとか、そんな話じゃなくて。

夢ってやつに、大切な人に、真っ直ぐ向き合う切なさと、苦しさと、ちょっと勇気とか覚悟とか。
そういう、大人のさいごを描いていたような気がした。

本当に、素敵な作品に出会えたなあ。
この映画、大好きです。

…例えば1年後、また僕がこの作品を見る時。
僕は、どうしているかなあ。

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あっ。
ちなみに、エンドロール眺めながら、主題歌を聴いて…、もう一回、泣いた。

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