アルビノの日本人エンターテイナー:粕谷幸司の公式ブログ。アルビノについてやエンターテインメント関連など、好きなこと気になること伝えたいことを大切に、書き留めて発信しているWebサイトです。

タグ: 見た目問題

  • 「今どき大企業こそ見た目での差別はリスクですから」と明確に聞けて!未来への希望を感じられた面接の話

    「おぉ〜、すごいインパクト!」

    Zoomでのリモート面談の時間になり、画面がオンラインになった瞬間、担当の方はとても明るく面白そうに言った。

    「そこまで(の髪色)にするのは(ブリーチ)痛かったでしょう?」

    興味津々といった様子で、そしてどこか羨望のニュアンスを含んで発せられたその言葉に、僕は嬉しく感じながら、いつもの説明をはじめた。
    (多分、少しニヤけてしまっていたんじゃないかと思う)

    僕は、生まれつき体内に色素が無い“アルビノ”という体質で、
    この髪色も、肌の色も目の色も天然モノなんですー。

    今回エントリーしたのは、大企業向けのコンサルティング会社で。
    Web応募からは氏名・学歴・職歴などのデータはお送りしていたものの、顔写真の添付は求められていなかった。

    とはいえ、募集要項などを見る限りインターネットリテラシーは高い会社だと思っていたので。
    エントリーから書類選考、そしてWeb面談までの間には名前検索くらいはしてみるものかと思っていた。
    僕の場合は軽く検索してくれれば、プロフィール画像とともにこれまで発信してきたものが山ほど引っかかるはずで…、なのでちょっと(あぁ初見なんだ)と思いもしたけれど。

    まあ…、同姓同名もいるし、自己発信のプロフィールは信憑性の保証も無いし。
    応募者の名前をいちいち全員検索するほど暇でもないか。


    「髪色や髪型や服装で判断することはありませんので」

    面接担当者はそう言って、改めて会話を進める。

    (さらに…)
    「今どき大企業こそ見た目での差別はリスクですから」と明確に聞けて!未来への希望を感じられた面接の話
  • 【国際アルビニズム啓発デー】日本でも「アルビノの人々の“いまからみらい”」を一緒に考えて発信しよう

    6月13日は、国際アルビニズム啓発デーです。
    International Albinism Awareness Day

    国際アルビニズム(白皮症)啓発デーとは

    アルビニズムの人々に対する差別や偏見をなくし、白皮症への理解を高めることを目的に、2014年11月18日、国連総会で制定された国際デーの1つです。

    (参照: 6月13日は「国際アルビニズム啓発デー」:アルビニズムの人々を狙った暴力−差別や偏見をなくし、理解を高める日| 日本ユニセフ協会 | 世界の子どもたち

    アルビノ(アルビニズム)とは

    アルビノ(albino)は、先天的に(生まれつき)メラニン(色素)の生合成に関わる遺伝情報の欠損により、体毛や皮膚が白かったり、黄斑低形成や羞明で視力が弱かったり、メラニン色素の生合成が上手く出来ないために日焼けをすると火傷のようになってしまったりする遺伝子疾患の名前です。

    日本でのアルビノについて

    当サイトでも長い間、色々な角度からアルビノについての発信をしてきましたが。
    最近の日本では…アルビノについて、どんな認識がされているでしょうか?

    30年前。僕が小学生の頃は「アルビノ」という言葉を耳にする機会もなく。
    インターネットどころかWindows PCすら普及していませんでしたので、親に連れられて行った病院の医師から聞いたことがほとんどすべて。
    (そして医師でさえ詳しく理解していたとは言えなくて…)
    正直、知ろうとしても難しい存在でした。

    20年前。僕が大学生の頃。知人から「粕谷さんはアルビノなんでしょう?」と聞かれた時、初めて“アルビノという言葉”を認識しました。
    家のPCで検索して、当時では唯一くらいのホームページ「アルビノのページ」に辿り着き。
    それまで、自分がした経験や体感でしか知ることの出来なかった“アルビノという存在や特徴”を、やっと理解することが出来始めました。

    10年前。僕が20代後半の頃は、僕自身が発信者として、それまでモヤモヤとまことしやかにささやかれていたアルビノについての誤解を解いたりしていました。
    「アルビノの人は短命だ」→元気に楽しく生きている人がいる
    「アルビノの人は視覚障害」→間違いではないけれど“弱視”は程度も人それぞれ
    「アルビノの髪の毛は真っ白で目が赤い」→全員がそうじゃなく色も意外と人それぞれ

    …ってね。

    そして現在。令和の時代は、ほぼすべての人がスマートフォンでインターネットの情報にいつでも・どこでもアクセス出来る。
    知りたいと思えばある程度の答えには“検索”で簡単に辿り着ける素晴らしい世界。
    アフリカでの「呪術に用いる目的」で殺傷される事件や、日本国内でも子供の頃から偏見にさらされたり、「見た目問題」的に就職差別があるのかとか…。
    悲しい苦しい残念な現実があることも、知ることが出来る現代。

    アルビノについて一緒に発信してみませんか?

    (さらに…)
    【国際アルビニズム啓発デー】日本でも「アルビノの人々の“いまからみらい”」を一緒に考えて発信しよう
  • アルビノ・エンターテイナーという存在について

    (この記事は、 粕谷幸司|note に投稿した過去の記事を移植・加筆修正したものです。)

    僕は2011年~2014年ごろ、NPO法人マイフェイス・マイスタイルという団体で「見た目問題」の啓発活動をしていたのですが。

    それまで、自分の生まれ持つアルビノについて

     生まれつき、体内のメラニン色素を生成する能力が無い(または極端に少ない)遺伝子疾患。
     体毛や皮膚など全身の色が極端に薄い見た目に特徴がある。弱視・羞明など視力が弱いことが多い。

    …のような説明をすると。
    「あらあ~、かわいそうねえ」
    「小さいころは“やっぱり”いじめられたんでしょう?」
    「就職も難しいでしょうねえ」
    「(生きるの)大変だと思いますが、がんばってくださいね」
    と、ほとんど毎回、言われていました。

    正直、これがすごく嫌でした。
    まるで「普通の人より劣っていますね」と言われているような。
    まるで「いじめられるべき存在ですね」と思われているような。
    まるで「一緒に働きたくない存在です」と選別されているような。
    まるで「幸せに生きられないですよ」と、烙印を押されたような。

    アルビノだというだけで、どうしてそんな目で見られるんだろう?と。

    (さらに…)
    アルビノ・エンターテイナーという存在について