弱視で運転免許は取得できないから生活圏も限定せざるを得ないと悟る

関東地方の非車社会 アルビノ(アルビニズム)
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どうも!埼玉県所沢市の少し静かな地域出身、
アルビノ・エンターテイナー:粕谷幸司です。

この「通勤・通学に車を使う割合」の地図を見ると車が必須かどうか一撃で分かる→非都市部なのに車不要な特殊な理由も面白いというまとめ記事を見かけて「はは〜ん」と思いました。

僕ら弱視は「車社会」での生活は困難

アルビノの人は、黄斑低形成により弱視であることが多いとされています。

この弱視はいわゆる視覚障害で、メガネなどを使用しても視力(視力検査で測る「遠見視力」)を高めることはできないので、どう頑張っても運転免許は取れません。

なのでシンプルに考えると…「このあたりじゃ車がないと生活できないヨ〜」という地域、いわゆる車社会では、生きるのが困難になるということなのです。

さらにプラスすると、僕らアルビノは日焼け=火傷なので、日常生活でも普通の人よりかなり紫外線対策を考えなければならないので。
「駅まで1時間歩くよ」とか「学校まで自転車で1時間かかるよ」とかは、日焼け防止にかける労力を含むと大いに負担になるわけです。

それでも、どんな地域に生まれ育とうと、工夫したり助けを借りたりしてみんな生きて暮らしているわけですが。

簡単に言うと、車がなくても日常生活に不便がない「非車社会」こそが、アルビノに限らず弱視の僕らにとって、暮らしやすい地域だということです。

図で見ると一目瞭然!日本中ほとんど「車社会」

先のまとめ記事から元を辿って、作成者さんのツイートを引用しますと。

自家用車利用率が0%〜20%程度の「非車社会」地域なんて、東京周辺・大阪〜京都周辺のごく一部だけで、基本的にはほとんどの地域が車社会だということです。

同様のもので、より小さいスケールのものというのも目にしまして。

僕の出身地、埼玉県は東京都と隣接していますが、それでも電車が通っている地域を少し離れれば、圧倒的に自家用車が必要になっているのがわかります。

まあ…電車が通り駅ができ、人が集まり町になり、という流れからすると自然なことですか。

この構図はそう簡単に変わりはしないだろう

実際、僕は所沢市で生まれ育ち、大人になってから東京23区内に住んでみて…「東京は徒歩と電車で生活できるから暮らしやすいな〜」と痛感しています。
実家にいた頃は、まあ歩けないわけでもない距離でも「車で行くのが基本」という、まさに車社会の概念で、日常の買い物もスーパーへ車で買い出しに行っていたのを思い出します。
あとは生協で食品なども配達してもらってたっけ。今で言うネット通販のような感覚か…。

そして蘇るのは、車社会の地域だと歩道が狭い(ほぼない)景色。
どこへでも車で行けるように整備されたからなのか、自動車道の脇には人ひとり歩いててもギリギリで、すれ違おうとすれば車道にはみ出してしまうくらいの、歩道と呼ぶにも微妙な道ばかりでした。

弱視じゃなくても、徒歩メインで生活するには不便というか不安がある地域。それが車社会。

事実…弱視には都市部・市街地が暮らしやすい

東京に出てきて15年以上。
先日、自転車も捨てました。

「アルビノで弱視の粕谷さんは自転車を運転して大丈夫なの?」という話は、また別として。

何度か東京都内で引っ越しましたが。
「家から駅まで歩ける」「仕事先が色々でも電車で絶対に行ける」「食料品など日常生活の買い物も徒歩で出来る」「人と会うのも大きな駅周辺(お互いに電車移動)」…などの条件で、とても暮らしやすく感じています。

そんな経験と、自転車も「駐輪場問題」とか「ヘルメット着用」とか面倒くさく思ったので。
むしろ「非車社会=徒歩社会」のように勝手に結論づけまして、自転車も捨てるに至りました。
(また近々「電動キックボード」に興味が湧く可能性もありますが…)


都市部は家賃など高いので、そういった意味では電車移動を長くしても少し離れた場所に住む、という考え方もある一方。
住んでいる地域が車社会だと日常生活で不便を感じるというのも事実。

長く住むことを考えると、特に弱視で「どう頑張ろうと車社会では困る」僕らにとっては、やはり徒歩社会である都市部が一番、暮らしやすいんですよね〜。

この「通勤・通学に車を使う割合」の地図を見ると車が必須かどうか一撃で分かる→非都市部なのに車不要な特殊な理由も面白い
真っ赤っか

(だから家賃も高くて苦しい都内生活をヤメて埼玉県に帰る気にならないんだよな…)

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